J2のV・ファーレン長崎は18日、長崎・諫早市内で、異例の監督不在のまま、2部練習でスタートした。

ファビオ・カリーレ監督(50)の二重契約締結問題を抱えたまま、前代未聞の新体制発表が行われてから一夜が明けた。二重契約相手のサントスFCとの話し合いは、いまだ未解決のままで、下平隆宏新ヘッドコーチ(52)が暫定的に指揮を執った。

取材陣に対して、練習後の監督、選手へのカリーレ監督関連の質問は、クラブの意向で禁じられる“厳戒態勢”が敷かれた。

21日には、ファン・サポーターを招いた決起集会が行われる。そして、29日~2月10日の沖縄キャンプなどを経て、藤枝MYFCとの敵地開幕戦(2月23、24、25日のいずれか)へ向かう。

監督人事のトラブルが宙に浮いたまま、波乱の全体練習初日を迎えた。