日本高校サッカー選抜が、ヴィッセル神戸U-18を1-0で下した。スーパー杯の前座試合として行われた一戦は、高校サッカー選抜が6年ぶりにJリーグ勢に勝利した。

高校サッカー選抜を率いる米沢一成監督は、「トレーニングでやってきたことが出てよかった。共有する時間がなかったのに選手がやってくれた。いいゲームだった」と満足げだった。

前半は技術力に優れ、戦術的成熟度も高い神戸に主導権を握られる時間帯もあったが、無失点に抑えた。

後半はよりアグレッシブな戦いを見せて、同36分、左CKにDF池戸柊宇(京都橘)が打点の高いヘディングで合わせて決勝点を奪った。セットプレーは狙い通りだったといい、普段、高校でも池戸を指導する米沢監督は「彼の特長が出た。190センチ台の選手がいて、そのおとりにうまくはまったのではないか」とうなずいた。【佐藤成】