東京ヴェルディがアルビレックス新潟と2-2で引き分けた。J1では2008年10月18日の大宮アルディージャ戦(1-0)以来、5628日(15年150日)ぶりの勝利が期待されたが、またお預けとなった。

幸先の良い出足だった。前半8分、MF山田楓喜が得意とする直接FKを左足で鮮やかに決めて先制した。同22分にはカウンターから2トップの木村勇大と染野唯月がパス交換でゴール前へ持ち込み、最後は染野がゴール前でシュートしたがGK正面でセーブされた。絶好の追加点のチャンスを逃した。

前半32分、CKからFW谷口海斗に頭で押し込まれて新潟に1-1の同点とされた。過去3戦と同じような展開となり、雲行きが怪しくなる。

次の1点が勝負を左右しそうな展開となる中、一進一退の攻防が続く。すると後半24分、自陣でDF谷口栄斗がパスの出しどころに詰まり、DF林尚輝に預けようとしたパスが弱く、新潟FW長倉幹樹にカットされ、そのまま持ちこまれて右足でゴールを奪われた。1-2と逆転を許した。

このまま敗れるかと思われたが、後半45分にDF宮原和也が右サイドから入れたクロスボールがファーサイドへ流れたところ、MF翁長聖が押し込み2-2の同点とした。

試合はこのまま終了。白星とはならなかったが、貴重な終盤のゴールで勝ち点1を手にした。

【一覧】J1スコア速報