開幕から3連敗中の名古屋グランパスは、セットプレーからの2発で柏レイソルを下し、今季初勝利を手にした。今季1号を決めたのはFW永井謙佑(35)だった。前半18分、右サイドで獲得したフリーキックから、永井がDFハ・チャンレが落としたボールに走り込み、フリーの状態で右足で蹴り込んだ。開幕から3連敗で、得点も0。負の流れを止め、永井は「FWとしてすごく責任を感じていた。得点が取れてほっとしている」と話した。

FC東京在籍中に、長谷川健太監督から「灰になるまで走れ」と攻守両面でのハードワークを求められていた。この日も、相手にボールを持たれる時間が長く、守備の時間も長かったが、後半31分に交代するまで、プレスをかけ続けた。永井は「足がつりました。疲れました。後ろの選手もみんな頑張ってくれているので、自分だけさぼることは出来ない。交代すればいいと思ってやっていた」と振り返っていた。