鹿島アントラーズが川崎フロンターレを逆転で下し、15年8月以来、9季ぶりに川崎Fから勝ち点3を手にした。

鹿島のポポビッチ監督は、川崎Fの中盤対策として、運動量が豊富なMF名古を2トップの一角で起用。左MFにチャブリッチを配置した。

先制したのは川崎F。前半36分、GK上福元からMF橘田、脇坂へとつなぎ、裏へ抜けた家長へ。家長のシュートは鹿島GK早川にセーブされるが、そのこぼれ球を走り込んだマルシーニョが押し込んだ。

鹿島は後半2分、大ピンチを防ぐとDF植田がロングフィード。裏に抜けたFWチャブリッチがニアに蹴り込み同点に。さらに後半5分、鹿島はMF名古が高い位置で相手からボールを奪い、チャブリッチを経て左からクロス。バーに当たったところをFW鈴木が詰め押し込んで逆転した。

後半30分には先制点を決めたマルシーニョが2枚目の警告を受け退場となった。

昨季は数的有利を生かせず後半アディショナルタイムに逆転負けしたが今回はそのまま試合を締めた。試合終了の笛と同時に、スタンドから大歓声が沸き起こった。

【J1】京都-横浜、鹿島-川崎F、湘南-浦和/スコア速報