セレッソ大阪が、7月24日にヤンマースタジアム長居でドイツの強豪ドルトムントと親善試合を行うことが29日、分かった。

C大阪にとってはクラブ設立30周年を祝う国際舞台となり、元日本代表MF香川真司(35)は古巣との注目対決となる。詳細が決まり次第、正式発表される。

C大阪は同会場で99年に中田英寿の在籍したペルージャと、03年にはパルマと親善試合を開催。13年には香川が当時在籍したマンチェスターUと戦い、その際は4万4856人の動員に成功した。昨年7月にもパリ・サンジェルマンと戦い、香川の決勝ゴールで逆転勝ちを収めている。

ドルトムントは香川が10年7月、C大阪から欧州に初めて移籍したドイツの名門クラブで、国内リーグ戦5度、欧州CLでも優勝経験がある。C大阪はこの親善試合を含め、7月20日の新潟とのリーグ戦(ヨドコウ)でも設立30周年のイベントを行う予定で、真夏の夜のメモリアル2連戦となる。

【C大阪の過去の主な国際親善試合】※会場はいずれもヤンマー(長居)

◆99年6月8日・ペルージャ戦(観客3万6807人) 当時日本代表の中心だった中田英寿所属のイタリア1部クラブとの対戦は、大きな話題を呼んだ。C大阪は森島、西沢らが沈黙して0-2と敗れた。

◆03年6月4日・パルマ戦(4万7996人) W杯日韓大会から1周年記念として開催され、再び中田の所属するイタリア1部クラブと対戦。C大阪は西沢が先制点を挙げ、大久保が一時勝ち越し点を決めたものの2-2の引き分け。

◆13年7月26日・マンチェスターU戦(4万4856人)。当時24歳の香川が所属するプレミアの名門と対戦。香川はPKを外したものの1ゴールを挙げ、C大阪は杉本、南野の得点で2度リードするも、後半終了間際の失点で大金星を逃した。

◆17年7月17日・セビリア戦(1万4504人)。同年1月まで清武が在籍したスペイン1部の強豪と対戦。福満の得点で追い上げたものの、C大阪が1-3で完敗した。

◆23年7月28日・パリ・サンジェルマン戦(3万2430人) C大阪はクルークス、北野の得点で2-2で迎えた後半34分、香川が勝ち越し点を挙げて逆転勝利。フランス1部の名門にはネイマールがいたが出場機会はなかった。