ヴィッセル神戸は3日にルヴァン杯準々決勝第1戦で横浜FCと戦う。

2日は神戸市内のいぶきの森球技場で非公開練習。吉田孝行監督(48)は「チームみんなで全てのタイトルを狙う」と、ここから参戦する大会でも頂点を目指す意欲を語った。

相手の横浜FCは、リーグでは19位と降格圏に沈むが、今大会ではFC町田ゼルビアなどを破って8強入り。セレッソ大阪と対戦したプレーオフラウンドでは、第1戦を1-4で落としながらも、第2戦で4ゴール勝利で逆転する力強さを発揮している。神戸としては8月16日のリーグ戦で0-1と敗れていることもあり、警戒心を強めて臨む試合となる。指揮官は「何か特別なことというより、前回対戦で負けているので、しっかり勝ってつなげたい」と引き締めた。

先週末のリーグ戦から中3日で迎えるこの試合には、メンバーを入れ替えて臨むとみられる。今季はターンオーバーして挑んだ天皇杯で3試合連続で延長戦にもつれるなど、控え組の底上げに物足りなさが感じられるだけに、出番を与えられる選手の奮起が期待される。吉田監督は「ミーティングでも修正したし、選手たちにも映像を見せながら基準の違いを見せた。ここでやらないと成長しないと思う。あとはピッチでどれだけやってくれるか」とアピールを促した。

その中で特に期待を受けるのが、アンカーでの起用が見込まれるMF山内翔と、右インサイドハーフに入るとみられるMFグスタボ・クリスマンの2人。「翔やクリスのところっていうのは、ポジション的にもチームの心臓部分。彼らが変わってくれないと攻守に押し込んだサッカーはできなくなるので、そういう意味では本当に期待しているし、楽しみにしている」。今後のリーグや、17日に初戦を迎えるアジア・チャンピオンズリーグ・エリート(ACLE)に向け、チーム力アップにつながる一戦とすることを要求。山内は「危機感の強いシーズンになっている。とにかくがむしゃらにやるしかない。目の前のことを必死でやりたい」とこの試合に懸ける思いを口にした。【永田淳】