メニコンカップ日本クラブユースサッカー東西対抗戦(U-15)が15日、岐阜メモリアルセンター新日本ガス球技メドウで行われ、4ゴールを決めた西軍が勝利した。

大会の敢闘賞には、U-15日本代表の東軍FWオツコロ海桜(かいおう、FCラヴィーダ)が選出された。

180センチ、64キロのストライカーは、キックオフから1分足らずでパワフルなドリブルで西軍ゴールに迫り、その1分後には巧みなターンからのドリブルで観衆をどよめかせる抜群のインパクト。ゴールは決められなかったが、終了間際にはカウンターの場面で連係からスピーディーに抜け出して鋭く右足を振り抜いた。0-4の敗戦もあり笑顔はなかったが「常に狙っていた得点はできなかったけど、いい形でシュートを打てたのは良かった」と振り返った。

父はトンガ出身のラグビー元日本代表CTBで、現在リーグワンの釜石シーウェイブスでアシスタントコーチを務めるオツコロ・カトニさん。小学生になって間もない頃にラグビーを勧められたというが「人に当たるのが怖くて(笑い)」、すでにプレーしていたサッカーを続けてきた。それでも父からは体のケアについて入念なアドバイスを受けており、大きな力をもらっている。「けがで離脱が長くなれば、自分の評価が落ちていくことを何度も聞いた。ケアや食事の話をしっかり聞いている」といい、入浴後すぐのストレッチ、1日6食の食事、体幹トレーニングを心がける日々を過ごしている。

中学生とは思えぬほどの迫力を感じさせるオツコロの目標は、日本を代表するFWになること。「持ち味であるスピードを生かしてゴールを狙うところが一番。海外でも活躍して、日本で最高のストライカーになることが夢」と力強く言い切る14歳は、ここからさらに成長を加速させていく。【永田淳】