元日本代表DF酒井高徳(34)の劇的逆転弾で、ヴィッセル神戸が清水エスパルスを下した。
1-1の状況で攻撃を繰り返しながらもあと1点が奪えず、引き分け決着が見えてきた後半アディショナルタイム。DF永戸勝也が前線に送ったボールのこぼれ球を途中出場のFW小松蓮が拾って、マイナス方向への低いクロスを送ると、これに走り込んだ酒井が左足でゴールに流し込んだ。自身今季初ゴールとなる決勝弾に「(足を)振ったりしないで、相手より先に足を出して、しっかり当てることだけを意識した。うまくいって良かった」と話した。
この日は普段通り右サイドバックでプレーしながら、後半途中からは吉田孝行監督の「何より前にプレーを選択してくれる」という期待を受けてボランチでプレー。ドイツで経験を重ね、神戸でもここぞという場面で任されてきたボランチでのプレーに「また来たな」と奮起。「時間も少なかったけど、チャンスになったら走ればいいと思った」という思いが、劇的逆転ゴールにつながった。
負ければこの日勝利した首位鹿島アントラーズとの勝ち点差が「6」に広がる状況で、神戸はその差を「4」のままとした。劇的に勝ち取った勝ち点3に酒井は「良い意味で調子に乗るっていうのは大事。自分たちに勢いがあるんだよっていう自負はチームにプラスの勢いを与えると思う。自分たちがいい状況にいる自信を試合で出すことが大事」。この勝ち点3が逆転Vにつながると信じ、残り6戦での全勝に意識を向けた。



