柏レイソルのリカルド・ロドリゲス監督(50)が28日、クラブ施設で次節アルビレックス新潟戦(デンカ、午後2時)に向けた会見に臨み「難しい試合になる」とかぶとの緒を締めた。

残り2試合で優勝を争う鹿島アントラーズとは勝ち点1差。2連勝で鹿島の結果を待ちたい状況にあって、今回は既に降格が決まっている最下位の新潟が相手。toto予想でも75%近くが柏の勝利を予想する「鉄板」状況だが、リカルド監督は厳しい表情で「難しい試合になる」と回答。そしてこう話した。

「新潟は(10月26日の)神戸戦がありましたけど、降格が決まっていたにも関わらず、0-2で負けているところから2-2に追いついた。そんな能力を持った危険なチームだ。気を引き締めていかないといけない」

確かに日本は少年時代からの教育課程において、最後までやり切ることの重要性を説く。特に学校の部活動文化の根強いスポーツでは、最後まで投げ出さない姿勢は強調されるところ。そんな背景を知ってか、日本通の指揮官は警戒心をあらわにした。

「ほかの国では降格が決まったチームは気持ちが切れて、まったく勝利にこだわれないプレーをするというのが見受けられるのが当たり前ですけど、一方で日本ではそういうチームを一度も見たことがない。降格が決まったチームでも最終節まで気持ちを込めて戦うチームばかり。特に日本はホームでの最終戦を重視する文化がある。今回の新潟にとってはホーム最終戦ということで、選手たちもサポーターたちもモチベーション高く臨んでくるので、まったく簡単な試合になるなんて思っていない」

今季ふがいない戦いぶりをしたという念が強ければ強いほど、サポーターへの“罪滅ぼし”の意味も込め「最後くらいは」と思いもしないようなエネルギーで立ち向かってくるかもしれない。そういう反発のパワーをはね返すべく、レイソル(太陽王)はより強く闘志の炎をもやしにかかる。

優勝は意識せず、1戦必勝のトーナメント決戦の意気込み。リカルド監督はチームの総意として、全力で新潟にぶつかっていく。