夏の全国高校総体王者、神村学園(鹿児島)が登場し、FW日高元(3年)が今大会初のハットトリックを達成した。東海学園(愛知)をシュート0本に抑える6-0完勝劇の主役は、FW徳村(町田)らJ内定3選手ではなく165センチの日高だった。1-0の前半25分に右足で決めると、同33分に頭、後半14分の右足ミドルで完成。鹿児島県大会の得点王(9点)は、全国でも初戦から1試合3発に「プレミア最終節でもゴールできたし、いい感触で練習もできていた」。東福岡FW斉藤も秋田商戦の後半17分に決めたが、日高が3分前に第1号となった。

2年時は、ほぼピッチに立てなかった。24年夏の総体で左膝を負傷し、復帰戦で左の第5中足骨を痛める不運で25年春まで棒に振った。最終学年。8月の総体決勝で大津(熊本)相手に後半追加タイム同点弾を決め、県勢初の夏王者に導く救世主になった。「気持ちが下がった時期もあったけど、ここで終わっちゃダメだな」と復活。タレント軍団の中で先発も奪回した。

卒業後は未定だが「プロでも開幕戦からスタメンで使ってもらえる選手になりたい」。試合後、Jスカウトからも祝福されていた13番は「夏に続いて冬も取ります」と夏冬2冠、得点王へ好発進した。【木下淳】