セレッソ大阪のGKキム・ジンヒョン(38)が、流れの中での好セーブとPK戦でのシュートストップでチームに勝利をもたらした。

2月の開幕戦以来の出場となった一戦で、ベテランGKは落ち着いた対応でゲームを締めた。ヴィッセル神戸に9本のシュートを打たれたが、前半20分に神戸MF武藤嘉紀に打たれた場面をはじめ、我慢強い守備を継続。最後まで得点を与えなかった。0-0で突入したPK戦では、神戸の3人目を務めたDF永戸勝也のキックをストップ。「永戸選手は結構真ん中を狙うというスカウティングがあったので、我慢していた」と大仕事を振り返った。

前節から先発11人を総入れ替えして臨んだこの試合では、経験豊富なキムの好パフォーマンスが欠かせなかった。「今日はチームメートみんなが出場時間が短い中で、どんどん自信を持ってプレーして欲しかった。それを続けるためには後ろが(失点)ゼロで我慢強くやっていかないといけないと思っていた。それができたことが、最後まで自信を持ってやり続けられたことにつながった」。出場した選手が思いきってプレーできるように守ることが、自身のアピールもつながる。その思いでゴールを守り続けた。

今季出場した2戦はいずれも無失点。定位置を失った危機感を日々のトレーニングと試合に生かし、結果につなげた。「去年外された理由は、失点が多かったからだと思っている。もう1回自分(のプレー)をつくって見せないとと考えていたし、それがつながっている。GKはやっぱりゼロで抑えないといけないポジションなので、継続したい。久々に試合に出て、これだけうれしいことなんだと思った。自分らしく試合ができて良かった」。与えられた出番で結果を出す。ベテランらしい仕事ぶりで、今季3度目のPK戦勝利を呼び込んだ。

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