なでしこリーグ仙台レディースは16日、DF鮫島彩(27)がINAC神戸に完全移籍すると発表した。

 鮫島は昨季開幕前に米女子プロリーグ(NWSL)のヒューストン・ダッシュへの完全移籍が発表されていたが、2月の代表合宿中に右膝を負傷。最終的に契約できず7月に仙台に再加入し、公式戦9試合で1得点だった。10月になでしこジャパン復帰したサイドバックは、連覇がかかる来年6月の女子W杯カナダ大会を見据え、さらなる成長を求めて移籍先を模索していた。コメントは以下の通り。

 「2年半の間、支えてくださいましたチーム関係者の皆様、スポンサーの皆様へ心より感謝申し上げます。そして、1部昇格を共に喜び、毎試合共に戦ってくださったサポーターの皆様。昇格後はケガでチームに十分な貢献が出来ず申し訳ありませんでしたが、試合会場や練習場でいつも笑顔で支えてくださり、選手として幸せを感じておりました。本当にありがとうございました。大切な仲間たちと再びプレーできた日々に感謝いたします。チームは変わりますが、ベガルタ仙台レディースが今後さらに躍動することを心から願っております」