C大阪のMF乾貴士(22)、MF倉田秋(22)、MFキム・ボギョン(21)の3人が、きょう13日に行われるJFLのホンダFCとの練習試合(宮崎)で、新トリオ「IKB」を結成する。

 宮崎キャンプ2日目となった12日、コートの約4分の3を使って行われた27分ハーフの紅白戦で、レビー・クルピ監督(57)は昨年と同じ4-2-3-1のシステムを試した。主力組の2列目のポジション(3シャドー)に乾(I)、倉田(K)、キム・ボギョン(B)の3人を起用。「明日の試合でどれだけできるか見る」と期待した。韓国代表のトルコ遠征を終え、キム・ボギョンがこの日、チームに合流した。新トリオはアイドルグループ「AKB48」にも負けないヤングパワーと多彩な攻撃力が売りだ。

 新加入の2人と組む乾も「ボギョンはうまいし、セレッソにもフィットしやすいと思う。倉田も(世代別の)代表で一緒にやっているからどんな選手か分かっている」と、イメージをふくらませた。

 昨年、3シャドーの一角を担ったMF清武は現在U-22日本代表の中東遠征に参加中。今後、チームに合流すれば、倉田に代わってスタメン起用される可能性が高いが、頭文字は「K」。C大阪の今年の3シャドーは「IKB」が担うことになりそうだ。【福岡吉央】