【ドバイ(UAE)=岡崎悠利、栗田尚樹】ワールドカップ(W杯)カタール大会を控える日本代表(FIFAランク24位)がアラブ首長国連邦(UAE)で、W杯出場国のカナダ代表(同41位)と対戦し、1-2で敗れた。

今年6月に日本代表初招集され、わずか5カ月でW杯メンバー入りしたDF伊藤洋輝(23=シュツットガルト)が“1人3役”でフル出場した。

左サイドバック(SB)で先発し、後半22分にDF板倉が交代すると、4バック、左のセンターバックに入った。後半40分、DF吉田が投入されると今度は、3バックの左へ。左SBはDF中山雄太が右アキレス腱の負傷で欠場し、層が薄くなり心配されたが、同サイドでMF久保建英(21=Rソシエダード)とコンビを組み、随所で息の合った攻撃を見せた。

試合後、伊藤は「タケ(久保)と組むのは初めてだった。試合前から話しながら。何度か攻撃も崩す場面もあったし。個人的にはもう1つ外のポジションでFWの相手(のマークを)をはがせれば、自分が中に入っていくなり、タケが中に入って幅を取る崩しができると感じた。何回かうまくいった。その回数を増やしていければ。押し込まれる時間、守備に回るときにもまずは自分たちのサイドでやらせない、どこにポジションをとって、だれがいくか、スムーズにできるようにやっていきたい」と手応えと課題を口にした。

失点はセットプレーだった。W杯の初戦で戦うドイツも、高さと強さを武器にセットプレーを強みとしている。「セットプレーを与えないことが重要だとあらためて感じた」と気を引き締める。

昨夏からブンデスリーガの舞台で、ドイツ代表メンバーと真剣勝負を続けてきた。スピードや強さも体感済みだ。W杯の初戦で戦うドイツとオマーンとの親善試合の映像も見た。「コンパクトに守って時間とスペースを与えなければ、十分に守れる。カウンターも出ていければチャンスはつくれるイメージはあった。ただ、強烈な選手がいっぱいいるので1対1で負けないのは大前提。チームとしてコンパクトに守っていい攻撃につなげていければ」。森保一監督が期待する「若手の野心」で、ドイツと真っ向勝負する。