【ドーハ(カタール)19日】日本代表MF伊東純也(29=スタッド・ランス)が無欲? でドイツへ“突っ込む”。オンライン取材に対応し、23日ドイツ戦を含めて敵国情報はインプットしないと明言した。ドイツで活躍するMF鎌田大地(26=アイントラハト・フランクフルト)からもお墨付きを得た「イナズマ・ジュンヤ」。未知?の相手にツッコむ。
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冒頭15分だけでも、天真らんまんな笑顔はあふれ出ていた。理論派とはほど遠い。感覚派の伊東がいた。「対戦国の情報を入れないのか?」の問いに「いや、入れないですね」。入れるるのは、敵への“ツッコミ”のみ。オンライン取材の“会場”で冷静に返した。「29歳でW杯初。遅いのか、早いのか、どういう考えか?」という問いにも「特に何も考えていないです」。輝くのは舞台、ステージ、ひな壇でもなく、ピッチ上。表現するのは言葉でなく、持ち前のスピードだから。
そして、無欲。W杯前に行われた9月23日の国際親善試合・米国戦前には「別に隠すことない」。W杯の対戦国から研究される可能性もあった場でドンと構えた。神奈川大時代も「いや、別に何でもいい」とキャンパス内をスエットで歩き回る無頓着さが素。3月9日に29歳を迎えた際には、自身のSNSで「物欲のない僕ですが久しぶりに自分にプレゼント買いました(一部抜粋)」とヴィトンの紙袋を持った画像を掲載。マイペースに年を重ねてきた。
ドイツの映像も、まだ見ていないぐらい。ブンデスリーガのフランクフルトで輝きを放ち、ドイツをよく知る鎌田からは「どんな選手がいるとかは多少は聞いていますけど」。これも、ほんの少しだ。「(鎌田からは)『(伊東なら)行けると思うよ』とは言われている」とDF攻略に、お墨付きをもらったが、どや顔はない。
研究されようが関係ない。自身も貪欲に情報は得ない。ライフスタイル同様に、ピッチ上で自然体を貫く。1対1のドリブルは「強い選手を抜いた時の方が気持ちいい」と、珍しい? こだわりは持つ。
ドイツ? 「なんそれ!」と、お笑い芸人ZAZYのようなスタイルでスポットライトを浴びる。W杯最終予選では4戦連続ゴール。「うまくサイドバック(SB)の裏をつければ。下がりすぎて全部自分がSBについたりすると、スペースに飛び出していくのにも時間がかかる。いい場所取りをするのが大事だと思う」と、ドイツ相手に、ツッコミを入れる最適なタイミングをうかがう。【栗田尚樹】


