連覇を狙うフランス代表からエースが離脱することになった。

フランス・サッカー連盟は19日、今年のバロンドールも受賞したFWカリム・ベンゼマ(34=レアル・マドリード)が22年W杯カタール大会でプレーしないと発表した。

ベンゼマは左足の太ももに痛みを訴え、この日の練習を打ち切り、ドーハ市内でMRI検査を受診。大腿(だいたい)直筋(太ももの前面の筋肉)の負傷で全治3週間と診断された。ベンゼマはインスタグラムに「人生の中で何かを諦めたことはない。だが今夜は、フランス代表を助けることのできるだれかのために自分が身を引くことを考えなければならない。素晴らしいW杯にできるように」などと書き込み、「サポートのメッセージをありがとう」とファンに感謝した。

また、デシャン監督も「W杯を大きなゴールと考えていたカリムのことを思うと本当に残念だ。フランス代表にとってはまた痛い打撃となってしまったが、私はこれから待ち受けるチャレンジのために最善を尽くしたい」とコメント。今季Rマドリードで5ゴール1アシストをマークしているベンゼマは、エムバペ(パリ・サンジェルマン)との最強コンビでの活躍が期待されていた。