スペインのルイス・エンリケ監督(52)がFIFAワールドカップ(W杯)初戦での日本の戦い方を参考にして、1次リーグ第2節ドイツ戦に向けて右サイドの攻撃強化を検討しているとスペイン紙アスが25日に報じた。

同紙はルイス・エンリケ監督が次節に向け、「日本がドイツに勝利したことで結論を導き出した。バイタリティーとスピードを融合した日本のプレーがドイツ守備陣を崩壊させたことを確認したため、ドイツ戦では日本のような武器を用いるだろう」と日本の後半の戦い方を参考にしているとのこと。さらに、「ドイツは勝利が必須で攻撃的にプレーしてくるため、走り込むための大きなスペースを与えてくれる」と考えているという。

スペインは初戦のコスタリカ相手に7得点と高い攻撃力を発揮したが、同紙によるとそれは左サイドに限られていたとのこと。そのためルイス・エンリケ監督は日本戦のように前がかりになると予想するドイツ守備陣の背後を突けるように、右サイドの攻撃を強化することを望んでいるという。これによりドイツ戦では新たに、コスタリカ戦でフル出場したアスピリクエタよりも攻撃的なカルバハルがサイドバック、素晴らしいスピードを備えているニコ・ウィリアムズがウイングで先発起用される可能性が高いと同紙は伝えている。

(高橋智行通信員)