アルゼンチンFWメッシ(35=パリ・サンジェルマン)が2戦連発のゴールで、今大会初勝利をもぎ取った。

メキシコの堅い守備に苦しむ中、後半19分、相手ペナルティーエリア外中央でボールを受け、そのまま左足でグラウンダーのミドルシュート。ゴール右隅に突き刺す一発で、両チーム合わせて34のファウルが与えられた激しい一戦の均衡を破った。

メッシは「後半、私達は非常に冷静にプレーをした。勝たなければならなかった。これが私達の最初の試合と言えるかもしれない」と振り返った。

前試合のサウジアラビア戦でも自らPKを決め先制点。同国初となるW杯4大会でのゴールとなったが、その後まさかの逆転負け。

この試合で敗れると20年ぶりの1次リーグ敗退が決まっていた中、バロンドール過去7度受賞の威厳を見せた。

メッシ自身、「最後のW杯になる」と臨む今大会は史上最多タイとなる、5度目のFIFAワールドカップ。この試合でW杯出場試合数も21に伸ばし、英雄マラドーナが持つ、同国の最多出場記録に並んだ。

86年メキシコ大会以来、36年ぶり3度目の優勝に向け、1次リーグ最終戦はポーランドと対戦する。

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