母国との大一番に、臨むことが出来なくなった。

競り負けた韓国のパウロ・ベント監督は試合終了後、レッドカードを与えられ、今大会初の監督退場処分を受けた。これにより、第3戦のポルトガル戦は監督不在で臨むことになった。

問題の場面は後半ロスタイム。自軍CK前に試合終了のホイッスルが鳴ると、激高した指揮官は主審に猛抗議し、レッドカードを提示された。

ポルトガル出身のベント監督は選手時代、同国代表として02年のW杯日韓大会へ出場した経験がある。1勝1敗で迎えた1次リーグ第3戦の韓国戦にも出場したが、0-1で敗戦。これが代表ラストゲームとなった。

引退後は、10年からポルトガル代表の監督を務め、14年のW杯ブラジル大会に導いた。

18年から韓国代表を率いており、今大会はポルトガルと同組に。第3戦では、“20年前のW杯で敗れた相手国の監督”として、母国戦に臨むつもりだったが、ベンチを外れることとなった。