イングランドがワールドカップ(W杯)史上初めてとなったウェールズとの英国対決を3-0で制し、B組1位で決勝トーナメント進出を決めた。同トーナメントでは、5日にA組2位のセネガルと対戦する。

イングランドは前半から高いボール支配率を誇ったものの、ウェールズの守備陣も一枚岩となって対応し、再三のピンチでも決めさせない。しかし、後半からは一転。5分、FWラッシュフォード(マンチェスターU)が直接フリーキックを決めて先制すると、その2分後にフォーデン(マンチェスターC)が左足で2点目をズドン。さらに後半23分、再びラッシュフォードが切り込んでダメ押しの3点目を沈め、試合を決定づけた。

ウェールズは後半からはエース、ベール(ロサンゼルスFC)を退ける決断を下したが、イングランドのGKピックフォード(エバートン)のファインセーブもあり、最後までゴールネットを揺らせなかった。

7大会連続16度目の出場となったイングランドと、64年ぶり2度目の出場となったウェールズの初対戦。英国内外でも「バトル・オブ・ブリテン」と呼ばれ、非常に注目を集めた同カードは、地力で勝る世界ランク5位のイングランドの圧勝に終わった。これで両チームの通算対戦成績は、69勝14敗21分けとなった。

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