FIFAワールドカップ(W杯)カタール大会でフランス代表を指揮したデシャン監督に対し、フランスサッカー連盟が続投を要請すると23日、AP通信が報じた。デシャン監督は、年内にフランスサッカー連盟のグラエ会長と会談し、新たな契約について話し合う予定。

デシャン監督は、フランス代表を10年にわたって指揮し、主要大会で3度、決勝に導いている。16年の欧州選手権決勝ではポルトガルに敗れ、18年のW杯ロシア大会で優勝。今回のカタール大会決勝では、アルゼンチンとPK戦の末に準優勝となった。

契約は今年末で切れるが、グラエ会長はデシャン監督の続投を希望している。同会長は、地元紙に「彼はすべてのカードを持っている。というのも、私はW杯前に、準決勝にさえ進めば、あとは彼の決断に委ねられると言ったからだ」と述べた。

デシャン監督は、26年のW杯までの4年契約を望んでいると言われている。しかし、結果次第では2年契約となり、さらに2年のオプションがつく可能性もある。グラエ会長は、「我々は合意に達するだろう」と自信を見せた。