これって何げないことだが、実はかなり恥ずかしいことなのではないだろうか。

 欧州チャンピオンズリーグ決勝トーナメント1回戦第1戦の「マンチェスターC-バルセロナ戦」が24日、英マンチェスターのエティハド・スタジアムで行われた。

 試合はバルセロナのウルグアイ代表FWルイス・スアレス(28)が2ゴールを決める大活躍で、チームを2-1の勝利に導いた。

 問題はその後。スペインへ戻るためにマンチェスター空港へ着いたバルセロナご一行の姿が、英メディアに激写された。

 その中に当然スアレスもいたのだが、手に持っていたのがなんと、「Luis Suarez - La Fuerza de un sueno(ルイス・スアレス-夢の力)」というタイトルの、彼の自伝だった。

 そこには、ウルグアイ第2の都市サルトのストリートから、世界最高のストライカーの1人にまで成り上がったスアレスの半生が記されている。

 もちろん本自体は感動的なストーリーとなっているのだが、スアレスの姿を見てだれもが思った疑問は「大スターが移動の機内で自分の本を読むの?」というものではないだろうか。

 案の定、英メディアの間では、格好のからかいのネタになってしまった。「スアレスが帰りの飛行機で彼自身の自伝を読書」という記事をミラー紙やデーリーメール紙など複数のメディアがこぞって掲載した。

 ただ、かみつき事件を3度も起こしている時点で相当恥ずかしいことで、いまさら自伝を持って飛行機に乗り込んだところで、本人としては何とも思わないのかもしれない。

 それよりも、貧しい家庭で育ち、はだしでボールを追いかけていた幼少時代を思い出すことで、高いモチベーションを保ち続けるという効果がある!? と思うのは考え過ぎか。