日本代表主将が、現状打破に「不言実行」を提唱した。フランクフルトMF長谷部誠(31)が、日本の対アジア勢4戦勝ちなしの苦境を重く受け止めた。「聖域」と位置づける代表が輝きを取り戻すために、元ドイツ代表主将のBミュンヘンDFラームのようにポジションに関係なく高いパフォーマンスを目指す。

 -開幕戦は古巣ウォルフスブルクと

 長谷部 自分にとって特別。相手は昨季2位でドイツ杯優勝。今の監督とも一緒にやっていたし、知っているチームメートもたくさんいる。負けたくない。

 -ポジションは

 長谷部 今、右サイドバックやっているけど、結局は考えよう。昨季はフルで中盤で出て、今年も中盤でと思っていた。だからといって、いいかげんなプレーはできない。ラームのようになりたい。

 -そう思えるようになったのは

 長谷部 試合に出てなんぼという考え方もあるし、ポジションに固執する考え方もある。こういう年齢でいろんな経験もして、ポリバレントにプレーできれば大きい。僕らは契約社会。いろんなポジションできたらチームも抱えたくなると思う。自分は与えられたところでどれだけ高いパフォーマンスを出せるか。