開催国フランスがFWグリーズマン(Aマドリード)の2得点を挙げる活躍で2-0で14年W杯王者のドイツを下し、優勝した00年大会以来の決勝進出を決めた。

 前半ロスタイム、右サイドからのCKでDFエブラ(ユベントス)と競った相手MFシュバインシュタイガー(マンチェスターU)がハンドを犯しPKを獲得。これをグリーズマンが相手GKノイアー(Bミュンヘン)の読みを外し、左足でゴール左へ突き刺して先制。後半27分にも、ペナルティーエリア内で相手ボールを奪ったMFポグバ(ユベントス)が左サイドで粘ってキープし、相手DFを外してクロスを上げると、ボールは相手GKノイアーに左手ではじかれたが、こぼれ球をゴール前に詰めていたグリーズマンが左足で押し込んで2点目を奪った。グリーズマンはこれで今大会6得点目。

 ドイツは決定機はあったものの、シュートに正確性を欠いてゴールを割れず、FWミュラー(Bミュンヘン)は今大会無得点に終わった。

 フランスは3度目の欧州王者を目指し、10日にサンドニで初優勝を狙うポルトガルと対戦する。