アルゼンチン代表FWリオネル・メッシ(30)が13日、都内で行われた、インターネット関連企業の楽天とスペイン1部バルセロナの、メイングローバルスポンサー契約開始に関する記者会見に出席した。

 メッシは新シーズンへの意気込みについて聞かれ「いつもの年と同じ。バルセロナで、あらゆるものを手に入れたい。新しい監督、新しいコーチが来た。楽しみだよ」と語った。エルネスト・バルベルデ新監督については「確かに新しい監督で全て始まる。どういう仕事の仕方かは分からないが、偉大な人だし(前任の)ビルバオでも、すばらしい仕事をした。楽しみにしているし、マックスで仕事したい」と期待を寄せた。

 ブラジル代表FWネイマール(25)は、質疑応答で「隣にいるメッシ選手より得点を奪いたいと頭の中に思い描いているか?」と、ちょっと意地悪な質問をされた。それでも「目標はいつも勝つこと。ゴールより、(チームメートと)一緒に勝利すること(が大事)。ゴールを決めればうれしいけれどアルダ、ピケ、メッシが決めても、うれしい。チームとして勝てば、とてもうれしい」と、サラリと受け流した。

 スペイン代表DFジェラール・ピケ(30)は、楽天の三木谷浩史会長(52)と親交が深いことで知られる。パートナーシップについて「楽天は、パートナーシップを超えた家族のような存在。バルセロナと楽天は、共通の哲学を持つ。仕事だけじゃなく、やっていることを楽しむのが我々の共通の価値観…だから家族なんだ」と、哲学が一致していることをかみしめるように語った。

 トルコ代表MFアルダ・トゥラン(30)は「メッシ、ネイマールだけじゃなく、すばらしい選手がいる。いい経験をしている。あらゆるタイトルを取りたい。楽天となら出来る」と力を込めた。

 この日はマーケティングとコミュニケーションをを担当するマネル・アローヨ副会長も出席した。【村上幸将】