DF長友佑都が所属するインテルミラノは、アウェーでローマに3-1で逆転勝ちした。

 長友は左サイドバックで先発したが、0-1とリードされた後半11分、左足太ももの張りで自ら交代を申し出て退いた。

 前半はローマのFWデフレルとMFナインゴランをきっちり抑えたことが、後半の逆転につながった。「止めるのが難しい選手ということで、ずっとミーティングでは言われてた。何もさせてないんじゃないかと思うんで、守備に関してはうまく対応できたかと思います」と胸を張った。だが、「ちょっと左足の太腿の張りがあった」と後半11分に自ら交代を要求し退いた。代表戦に関しては「帰ってから、ドクターとも話し合って」とした。

 チームが2連勝して帰国することになるが、「かなり気持ちいいですね。ただもちろん、2連勝していけるというのはいいですけど、やっぱり危機感は常にあるんでね。実際にこの1週間オーストラリアのビデオとかも見ながら、いろいろ分析もした。やっぱり代表のことは頭から離れないです」と大一番を見据えていた。(西村明美通信員)