アンチェロッティ監督を成績不振により解任したバイエルン・ミュンヘンは、13年に3冠(リーグ、国内杯、欧州CL)へ導いて監督業から引退していた72歳のユップ・ハインケス氏を新監督に迎え入れると、5日付の独紙ビルトが報じた。

 アンチェロッティ監督解任後、ヘーネス会長とルンメニゲ代表取締役は話し合いを行った。危機的状況に陥っている現状、クラブのことを知らない新顔を起用するべきではないという結論に達したという。

 ハインケス氏はこれで4度目のBミュンヘンの監督就任となる。13年にはFWロッベン、MFリベリ、FWミュラー、GKノイアー、DFアラバらとともに3冠を達成。選手からの信頼を失って解任されたと言われているアンチェロッティ監督とは対照的に、選手からの信頼が絶大であることが、今回の復帰話の決定的な理由となったという。

 また、ビルバオやRマドリードでも監督歴があり、スペイン語が堪能。MFロドリゲス、MFビダルらスペイン語圏の選手との理解を深めるのにも力を発揮するだろうと報じた。