ケルン大迫勇也は2トップの1角でスタメン出場したが、無得点に終わった。
前半4分、右足ダイレクトシュートはわずかゴール右外へ外れた。同10分にはポストプレーでボールをしっかりと収めて、左サイドのツォラーへパスをするなど、前半は前線でうまくボールを収めて、攻撃の起点となっていた。
だが大迫がキープをして展開をしても、そこからボールが前に運ばれずに、チャンスを逸するシーンも。
後半54分、中盤をドリブルで持ち込んでヨイッチにパス。だが、シュートははるか上へ。60分、バードシュトゥーバー相手に粘ってキープしFK奪取。62分、ヨイッチのパスを左サイドに開いてもらい、中に切り込んでパスを狙うが、ボールタッチでずれてパスミス。
65分、選手交代からボランチへ。同点ゴールのシーンでは大迫のサイドチェンジが起点となった。
82分、中盤センターをドリブルで持ち運び、右サイドのツォラーへ展開。83分、相手の縦パスをスライディングでカット。85分、マンデラからボールをカットしてボールを持ち運ぶが、後ろから競ってきたマンデラに奪われる。90分、ビデオ判定でシュツットガルトボールになった直後のパスをカットする動きも見せた。
けが人続出で、チームは厳しい状況だが、試合後の大迫は「そうですね。ま、そこはもう、はい、まあ出るだけじゃダメなんで。ホントに勝てるようにしたいですね」
前半のチャンスについて「そうですね。あそこで決めなきゃダメですね。まあただ、まだまだ続くので、ホントに、ポジティブにポジティブに、こういうときこそ。またしっかりと、チャンスが来たら決めるようにするだけです」と話した。
一方でシュツットガルト浅野拓磨はこの日は出場なし。
試合後、コンディション考慮で先発しなかったのかと聞かれると「いや、関係ないと思います」と答えた。
ポジションを争うドニスがゴールしてアピール。「途中から入ったチャドラク(アコロ)も点を決めましたし、ポジションかぶってる選手がああやって良いプレーするというのは刺激になる半分、緊張感だったり危機感もすごく感じるので、こつこつやるしかないなと思います」
森保氏が東京五輪監督となったことについても言及。「個人的にはすごくうれしいですね。まあ、お世話になってた監督ですし、本当に僕も信頼していた監督なので、オリンピック監督になってどうなるのかなって楽しみが増えました」と話した。
自身の五輪出場への意欲については「あんまり考えてないです。ちょっとまあ、東京だったり、下の年代の人たちとサッカーするというのもなかなか考えられないなと、自分の中で」と答えた。