ブンデスリーガでヘルタはシャルケに0-2で敗戦。これを受けて、15日の独紙ビルトは「自滅」と伝えた。 

 ヘルタのパル・ダルダイ監督は試合後「やろうとしていたプレーが何1つ見られなかった。いいように語れることは何もない」と話した。ヘルタは今シーズンのホーム戦で前半シュート0に終わったブンデスリーガ最初のチームとなってしまった。

 前半44分には熱くなった原口元気がシャルケのブルグシュタラーにモンスタータックル。ブルグシュタラーがケガ無く終わったのは幸運だった。主審のブラントはレッドカードを提示。ダルダイは「モチベーションが入りすぎている選手にブレーキをかけるのは簡単ではない。あのレッドカードは不必要だった」とコメント。

 このシーンの前にも原口はブルグシュタラーにタックルをし、ダルダイとの間で言い争いがあった。ミスが多かった原口にダルダイが怒鳴ると、原口も言い返し、その直後にまたボールロスト。原口のフラストレーションをブルグシュタラーは感じることになってしまった。

 その後、数的不利でのプレーを余儀なくされたヘルタは後半9分にダリダがハリットを倒してPKを献上。これをゴレツカが決めた。

 ゴレツカは「入ったときに胸のつかえがとれたよ。僕はいつも責任を背負うという話をしていたけど、今日はそれをしたよ」とコメント。後半33分にはブルグシュタラーが追加点を挙げた。

 シャルケのドメニコ・テデスコ監督は「ヘルタに流れの中から1つのチャンスを与えなかったことは、ボールポゼッションが高かったことよりもずっとうれしい」と話していた。