フランスリーグで2位モナコのコロンビア代表FWファルカオが、アンジェ戦で決勝ゴールを決めた。ブンデスリーガでは首位バイエルン・ミュンヘンのポーランド代表FWレバンドフスキがハノーバー戦でダメ押しPKを成功。ワールドカップ(W杯)ロシア大会の組み合わせが決まってから初めての試合で、日本と対戦するライバル国のエースFWが結果を出した。多くの各国代表選手がプレーする欧州各リーグも、日本選手ばかり注目しているわけにはいかない。

 MFロドリゲスと並ぶコロンビアの2枚看板、ファルカオが対戦国へ“あいさつ代わり”のゴールを決めた。前半2分、右からのクロスに合わせて打点の高いヘディング。球はDF2人の間を抜き、跳んだGKの指先をかすめてゴールに突き刺さった。これが決勝点で1-0の勝利。首位パリサンジェルマン(PSG)が1-2とストラスブールに今季初黒星を喫しただけに、チームにとっては大きな白星だ。

 今季リーグ戦13戦目での14得点目。得点ランクトップのPSGカバニの17点に次ぐ。昨季は29戦21得点でリーグ優勝に貢献し、欧州CLでも4強入りの原動力になった。14年W杯は南米予選9得点の活躍も、14年1月に左ひざを負傷、メンバー入りできなかっただけに、31歳ながらロシアでの自身初W杯に向けて今季は一層気合が入っている。

 一方、レバンドフスキは後半42分にPKを決め、3-1と勝利を決定づけた。今季14戦で14得点目で得点ランク首位快走と、こちらもずばぬけた数字だ。前半24分にはクロスに飛び込んでネットを揺らすも、ビデオ判定でオフサイドとされてゴールが取り消される一幕も。同時にBミュンヘンのロドリゲスもフル出場し、モナコのポーランド代表DFグリクもフル出場でしっかり完封勝ちに貢献している。