チェルシーが10億ポンド規模のスタジアム拡張工事を近隣住民1家族によって妨害されていると、12日に英紙サンが報じた。

 クロスウェイト夫妻はスタンフォードブリッジ(チェルシー本拠地)の隣に50年近く住んでいるが、6万人収容の工事によって自然光が遮られるため、昨年5月に工事差し止め命令を発した。

 報道によると、チェルシー・オーナーのロマン・アブラモビッチ氏は6桁に及ぶ迷惑料を提示したが、同夫妻は断ったという。1万3000人の近隣住民と協議が行われ、97・5%の住民は賛同しており、迷惑料も受け取っている。週明けにも自治区が問題について、話し合いを行う。