パチューカFW本田圭佑が2アシストを決め、チームを後期初勝利に導いた。後期開幕戦のUNAM戦では1ゴールを挙げて全得点に絡み、前節アメリカ戦でもアシストをマーク。ロシアW杯(ワールドカップ)へ向け、好調を維持して代表復帰へ猛アピールした。

 まずは前半10分。左CKを左足でキックすると、ボールはニアのニアのDFエレーラの頭上を抜け、MFサガルが相手DFと競りながら頭で押し込む先制弾。前節に続きCKでの得点をお膳立てした。さらに、FWハラのPKで1点を追加した後の同40分、ペナルティーアーク付近で、左からのパスをダイレクトではたき相手DF2人の間を通す芸術的なスルーパス。抜け出したMFアギーレが1対1となった相手GKをかわして3点目を奪った。3-1の後半37分には自らがチャンスを迎え、右から切れ込んで強烈な左足ミドルシュートを放ったが、ボールは右ポストをたたき、はね返りが左ポストにも嫌われた。このこぼれ球をDFガルシアが押し込んだがオフサイドの判定で得点にはならなかったが、押し込まれる展開だったチームを活気づける一撃だった。

 パチューカは1勝1分け1敗の勝ち点4とした。