W杯(ワールドカップ)ロシア大会では1938年以来初めて英国人審判が選出されなかったと、30日に英国複数メディアが報じた。

 国際サッカー連盟(FIFA)は今夏の大会に向けて36人の主審を選んだが、イングランド、スコットランド、ウェールズと北アイルランドの主審は1人もいなかった。16年欧州選手権ではマーク・クラッテンバーグ審判が唯一選出されており、ロシア大会でも選ばれる可能性があったが、プレミアリーグからサウジアラビアのリーグに移籍した。イングランドサッカー協会(FA)は、クラッテンバーグ主審と他の審判を入れ替えるようにFIFAに要請したが、棄却された。また63名が選ばれた副審にも英国人はいなかった。