バイエルン・ミュンヘンが準決勝でレーバークーゼンに6-2で快勝した。18日の独紙ビルトは、ハインケス監督は3冠に向けて最初のハードルを突破したと報じた。

 同紙によると、この試合でハットトリックをしたミュラーはテレビインタビューにこう答えた。

 「ドイツサッカーの広告になったと思うよ。素晴らしかったと思う。もちろん僕らはさらに上を目指している。でもそのためにはまず試合に勝たないと」。

 さらに欧州CL準決勝レアル・マドリード戦に向けて「もちろん僕らは貪欲だよ。CL準決勝まで来たら次の1歩を踏みたいと思う」とコメントしていた。

 ビルト紙に対してミュラーは「ちょっとした幸運も必要。僕らは今、結果も出ていることで勢いがあるだけでなく、これまで以上にハングリーになっているよ」と話していた。

 この試合でハインケス監督は平均年齢29・3歳という先発をピッチに送ったが、若々しい活発さがあった。開始123秒で先制ゴール。ミュラーのヘディングシュートはGKに阻まれたが、ハビマルティネスがこぼれ球をダイレクトシュートに持ち込み、これがレバンドフスキのヒールを経由して決まった。今季Bミュンヘン最速ゴール。レバンドフスキは同9分にもリベリのセンタリングをダイレクトボレーで決めた。

 Bミュンヘンは後半に4得点を挙げて試合を一気に決めた。これでカップ戦のアウェーで26試合連続無敗となった。

 GKウルライヒは「トーナメントでここまで来たらトロフィーを手にしたい。今日のようなプレーを見せたら、Rマドリードにとっても難しい試合になると思うよ」と話した。ルンメニゲ代表取締役は「Bミュンヘンのファンであるということは、いまパラダイスのような状態だと思う」と話した。