17日に17年在籍したユベントスから今季限りでユニホームを脱ぐ事を表明したイタリア代表GKジャンルイジ・ブフォン(40)に対して、フランスの王者パリサンジェルマンがオファーを出していると、18日付の伊紙ガゼッタ・デロ・スポルトが報じた。

 W杯を含め、数々のタイトルを獲得しているブフォンだが、欧州CLのタイトルだけは獲得していない。欧州CLは念願のタイトルなだけに、ネイマールらを擁するパリサンジェルマン移籍はチャンスとなり、同紙は「完全な組み合わせ」と報じた。

 パリサンジェルマンの幹部は、ブフォンに対して、あと2年はフィジカル的にトップレベルでプレーできると考えているという。2年契約で年俸700~800万ユーロ(約9億4500万~10億8000万円)でのオファーのようだ。

 近年、ネイマール、エムバペらの獲得で多くの移籍金を費やしているパリサンジェルマンにとって、今夏でも多額の移籍金を支払えば、UEFAのファイナンシャルフェアプレーに引っかかる可能性がある。そのため、4000万ユーロ(約54億円)という高額な移籍金でACミランのイタリア代表GKドンナルンマを獲得をより、移籍金なしで獲得できるブフォンを選択するほうがいいと伝えた。だが、ブフォンは今季の欧州CL準々決勝第2戦Rマドリード戦で、PKの判定を巡り主審に抗議したことで退場処分を受けており、来季の同大会で長期出場停止の可能性がある。

 3日前に元ユベントスの会長で、現在パリサンジェルマンのGMを務めているジャン・クロウド・ブラン氏が、ブフォンにチームのリーダーシップを取ってほしいと提案したと報じた。