今夏にRマドリードからユベントスに加入したポルトガル代表FWクリスティアノ・ロナウド(33)は、生涯のライバルであるバルセロナのアルゼンチン代表FWメッシについて「いつかイタリアでプレーしてくれれば」と、セリエAへの移籍を歓迎したと、10日付の伊紙ガゼッタ・デロ・スポルトが報じた。

ユベントスに加入して5カ月が経過。すでにリーグ戦では10得点を挙げて得点ランク2位タイに付け、チームも開幕から無敗をキープして首位を独走と、順調な滑り出しとなった。「ユベントスはこれまでプレーした中でもっとも素晴らしいチームだ。他のクラブでは、他の選手より優れていると信じている選手がいたが、ここでは皆が同じレベルでプレーしている。それがRマドリードとは異なるところだ。ここでは皆が一つのファミリーのような感じがする」と、古巣Rマドリードと比較してチームの一体感を強調した。

練習の後には、よくチームメートとゲームをするという。ワインをかけて勝負するが、ほぼ自身が勝つと豪語する。「ディバラやケディラ、マンジュキッチとゲームでかけるが、99%私が勝つ。ロッカールームには、賭けで勝った3本のワインが置いてあるよ」と、ゲーム内でも無類の強さを発揮している。

ユベントスへの移籍で4つめの所属クラブとなる。「イギリス(マンチェスターU)、スペイン(Rマドリード)、ポルトガル(スポルティング)でプレーした。私にとって人生とは挑戦だ」と、移籍について自分の考えを明かした。

これを踏まえて、ライバルであるメッシについて「メッシがいつか、イタリアでプレーしてくれれば。私のように挑戦してほしいね。でも、もし今のままで彼が幸せならば、私は彼をリスペクトするよ。彼は人間としても、選手としても素晴らしい人なんだ」とコメント。メッシとまた戦いたいのか。はたまた、イタリアの地ではチームメートとして戦いたいのか。真相はわからないが、メッシのセリエA挑戦を望んでいる。