14日にオーストリアで行われた試合の遠征メンバー入りを拒否したインテルミラノのアルゼンチン代表FWマウロ・イカルディ(25)は、試合日に練習場に現れて練習を行ったと、15日付の伊紙ガゼッタ・デロ・スポルトが報じた。

欧州リーグ1回戦第1戦のラピッド・ウィーン戦の遠征メンバーに入っていたものの、チームの帯同を拒否していたが、14日に練習場に来て個別練習と膝のケアを受けている写真を自身のインスタグラムにアップした。

だが、同紙は「ウィーンへ行かなかったことの言い訳だ」と厳しく非難。「誰もイカルディの負傷など知らない」と一刀両断した。

チームのアウジリオ技術部長は「選手なら、故障でなくてもケアを受けることはある。イカルディは当初、遠征メンバーに入っていたのだから、フィジカル的に問題はなかったはずだ」とコメント。イカルディは負傷を負っていない可能性が高いとの見解を示した。また、今日にもイカルディはスパレッティ監督やマロッタ幹部と今後について話し合う見込みだという。

イカルディ不在で戦ったラピッド・ウィーン戦で決勝点を挙げて1-0の勝利に導いたアルゼンチン代表FWラウタロ・マルティネスは、試合後に母国の先輩に対して「自分たちにとって、マウロ(イカルディ)は重要な選手だよ。今は自分で問題を解決しなければならないが、自分の力でこの問題を乗り越えるだろう」と話した。また「まだ、携帯電話を見ていないが、(イカルディは)チームを応援してくれたに違いない。彼は常にチームのそばにいるよ」と、チーム愛は失っていないと話した。