移籍後初先発となったトルコ1部ベシクタシュに所属するMF香川真司(29)が躍動した。25日(日本時間26日)に行われるホームでのフェネルバフチェ戦で先発出場。2点リードで迎えた前半ロスタイムに、相手のパスミスからボールを奪うと、抜け出したユルマズにパス。ユルマズがシュートを決め、移籍後初アシストとなった。試合は3-0から3-3と追いつかれて引き分けに終わった。

後半39分に交代した香川は「勝たなきゃいけない試合だったんで、受け入れがたいことですけど、自分たちが足りないことがあったので。非常にもったいない試合だったです」と悔やんだ。移籍後、デビュー戦を含めて3試合連続で途中出場だったが、強豪同士のダービーマッチで初先発。アシストを決め「普通にいい選択ができたし、相手のミスだったんで。すごくラッキーでした」と振り返った。ドルトムントでは今季の公式戦出場がわずか4試合。久々の先発に「どう、ウオーミングアップしようかなあとか、そういうところから新鮮だった。慣れてなかったし、久しぶりだった。個人的にはもっと良くなれる」と話した。

ただ、3点リードから追い付かれる展開に「後半は足りなかった。一生懸命頑張ってるけど、もうちょっと違う考え方、違う視点からポジショニングを修正したら、もっと楽に戦えたはず。この3試合、非常にそういうものを感じた」とトルコリーグの難しさも痛感していた。ガラタサライ長友との対戦にも「まだまだ先なんで。楽しみは楽しみなんですが、差が開いているので、これ以上差が開かないようにしないと」と見据えた。