トルコ1部ベシクタシュのオルマン会長が、今季終了までの期限付き移籍で加入している日本代表MF香川真司(30)について「契約を延長したい」と、完全移籍での獲得を希望した。26日付のトルコ・TRTスポル電子版が報じた。

オルマン会長は、今季終了までの契約となっている香川とリャイッチについて記者会見で「契約延長を目指している」と明かした。選手本人の意向は記載されていない。

2人とも今季終了までの期限付き移籍。ともにトップ下を主戦場として結果を出している。香川にはスペインリーグへの移籍希望がある。だが、オルマン会長からすれば6試合3得点と、移籍早々に結果を出した香川の残留を願うのは当然の流れだ。

また、来季の新監督についても言及した。「グティにはチームの責任をさらに背負ってもらう形で、今後もクラブに貢献してもらいたい」とコメント。現役時代はRマドリードで活躍し、現在アシスタント・コーチを務めているグティ氏の監督昇格を明言した。さらに「新シーズンの合宿は、日本で行う予定だ。日程は7月18~20日を予定している」と、来季の開幕前に日本へ遠征することを明かした。

香川は今季終了までの期限付き移籍のため、契約の更新をしなければ、この合宿には参加しない。(オルムシュ由香通信員)