スペイン1部ヘタフェからセグンダ(同2部)のデポルティボに移籍した日本代表MF柴崎岳(27)が22日、本拠地のリアソールで入団会見を行った。
スペインメディアのマルカは事前情報として、日本のテレビ局4社が訪れると報じ、日本での関心の高さを強調していた。
柴崎は入団会見で今年1月にも入団の可能性があったことについて「冬に入団の可能性もあったが、大事なのは今、僕がデポルティボにいるということだ。入団できてとてもうれしいし、ピッチでその全ての期待に応えたい」と語った。
また、別のクラブのオファーもあったとのことだが、「デポルティボが僕に興味を持ってくれたことにとても感謝しているし、このチームでプレーすることは僕にとって、とても重要だよ。プリメーラ(1部)に昇格できることを願っている」と他のことは考えていない様子だった。
そして「僕は中盤でプレーする。ゲームをコントロールするのが好きだし、僕は『オーガナイザー』だ。僕の目標はチームと同じくプリメーラに昇格すること、そして多くの試合に出場することだ」と語った。
デポルティボについては「ベルガンティーニョスやダニ・ヒメネスのようなベテラン選手を知っているし、このクラブには多くの歴史がある。デポルティボが中盤に僕を欲してくれたことがとてもうれしいし、チームを助けるために僕はここにいる。デポルティボは僕に大きな関心を寄せてくれたけど、僕はそれが好きだったんだ」と話した。
東京オリンピック参加については「オリンピック出場は僕次第ではないけど、今はデポルティボで成功を収めなければならない。その後で参加の連絡を受けたら、もちろん大歓迎だよ」と答えた。
また柴崎はスペインの女子サッカーリーグ1部に所属するデポルティボの女子チーム、デポルティボ・アバンカに入団した山本摩也と一緒にユニホームを持って記念撮影を行った。
【高橋智行通信員】