オーストラリアAリーグの強豪メルボルン・ビクトリーを退団し、所属先が未定の本田圭佑(33)が1日、日本人の誇りを痛感したエピソードをツイッターで明かし、日本への思いをより一層強くした。

「空港でラウンジが遠くてゲート近くのレストランで軽く食事して搭乗時刻になり、ゲートにて待機。しばらくして

あ!支払いせずに出てきてしまった!

支払いに戻ると店員が

『お前ら日本人は神や!』

普通のことして感謝されて、日本の文化を誇らしくなった日」

どうやら、カンボジア代表の実質的な監督として、W杯アジア2次予選に臨むため、トレーニングを続けていた欧州からカンボジアに向かう途中の出来事のようだ。

うっかり“食い逃げ”になってしまいそうな局面で、当然のように支払いに戻ったところ「日本人は神」と感謝された。そんなエピソードで、これまで日本人が世界中で積み重ねてきた“実績”や文化に思いを巡らせたようだ。

選手としての所属先は未定だが、本田はこれまで3大会、ずっと日本代表として戦ってきたW杯アジア予選に、初めて日本以外の国の顔として挑む。

カンボジアのサッカー発展に、重要な意味を持つ約10日間がやってくるが、その前に、日本人の誇りを胸に刻む出来事に遭遇し、思わずつぶやいたとみられる。

本田率いるカンボジアのW杯アジア2次予選の初戦は5日。ホームで香港と対戦する。