25日に行われた第6節アトレチコ・マドリード戦後の記者会見でマジョルカのモレノ監督が日本代表MF久保建英(18)についての質問を度々するメディアに対し、苦言を呈したことを、スペイン紙アス(電子版)が26日に伝えている。

モレノ監督は、強豪相手にあと1歩でゴールを決めるところだった久保について「今日の久保について、よりポジティブな印象を持っているか」との質問に「私はタケについて、記者会見で毎回話さなければいけないことに特にうんざりしている」と、度重なる久保への質問にいら立ちを見せた。

さらに「彼は今日、他の選手と同じように試合に出場したメンバーの1人であるし、起用できる試合全てに出場してきた。私が彼について言えること全てが素晴らしい言葉であるし、私はこれまでそのように言ってきた」と、デビュー戦から久保のプレーには満足しているとコメントした。しかし「私はタケについて、個人的な評価をすることを記者会見で毎回やりたくはない」と、常に久保について飛び交う質問に嫌気がさしている様子だった。

また、アス紙はこの件について「クボは強い形でマジョルカに入団し、試合に出場するたびに主役になっている。しかしモレノ監督は記者会見でのこの質問を好まなかった」と見解を示していた。

(高橋智行通信員)