日本代表MF久保建英(18)が6試合連続で先発出場する可能性が高くなった。マジョルカは15日、リーグ開幕から7連敗を喫しているアウェーゲームで、残留争いの直接のライバルとなるセルタと1部リーグ第17節で対戦する。スペイン各紙は久保の先発出場を予想している。

スペイン紙マルカは試合当日の紙面で、久保が4-4-2の右サイドハーフでプレーすると予想した。ダニ・ロドリゲスと前節負傷欠場のラゴ・ジュニオルが招集メンバー入りも、今週は終始、筋肉面の問題を抱えていたため出場しない可能性があるという。スタメン予想ではラゴ・ジュニオルが左FW(ブディミールと2トップ)、ダニ・ロドリゲスがベンチスタートとなっている。

スペイン紙アスも久保のスタメン入りを予想。システムは4-3-3で、左ウイングに入りダニ・ロドリゲス、ブディミールと3トップを形成する。一方、ラゴ・ジュニオルはベンチスタートになっている。

アス紙はセルタ戦のマジョルカの注目選手に久保をピックアップ。「その大胆さ、スピード、ドリブル、試合の均衡を破る力により、久保はここ数試合で、チームのベストプレーヤーになっている。他との違いを生み出す選手である」と大絶賛した。

マジョルカの地元紙ディアリオ・デ・マジョルカ(電子版)は、ラゴ・ジュニオルとダニ・ロドリゲスのスタメン入りが難しいと見ており、久保とフェバスがそれぞれサイドハーフでプレーすると予想した。久保について「日々、替えの効かない選手になっている」とチームで不可欠な存在になりつつあることを強調している。

久保は今シーズンここまでスタメンで7度出場しており、通算成績は13試合689分間出場、1得点1アシストとなっている。(高橋智行通信員)