MF香川真司(30)が所属するスペイン2部サラゴサは29日、1部リーグ首位Rマドリードと国王杯4回戦で対戦する。試合当日のスペイン各紙は軒並み香川を先発予想した。

サラゴサのフェルナンデス監督は今週末に首位カディス戦を控えていることを考慮し、控えメンバーで臨むことをすでに示唆している。クリスティアン・アルバレス、ビガライ、アティエンサ、グティ、ソロ、プアード、ルイス・スアレスのレギュラークラスが温存されるとみられている。

その中で、マルカ紙は香川はトップ下でプレーすると予想した。一方でRマドリードはFWベンゼマやDFセルヒオラモスら多くの主力が先発すると報じている。

サラゴサの先発予想(4-2-3-1)

GK ラトン

DF デルマス、グリッポ、ギティアン、クレメンテ

MF エグアラス、イグベケメ

2列目 アンドレ・ペレイラ、香川、アレックス・ブランコ

FW リナレス

Rマドリードの先発予想(4-3-3)

GK アレオラ

DF カルバハル、ナチョ、セルヒオラモス、マルセロ

MF モドリッチ、バルベルデ、クロース

FW バスケス、ベンゼマ、ヴィニシウス

アス紙も香川のトップ下でのスタメン出場を予想。Rマドリードの先発予想では、ベンゼマが入っていないがセルヒオラモスやMFバルベルデら主力も入っている。

両チームがサラゴサの本拠地「ラ・ロマレダ」で顔を合わせるのは実に7年ぶり。Rマドリードのジダン監督は前日の記者会見で香川について「彼はサラゴサにとって重要な選手だ。とてもいいプレーをしているし、うまくいくことを願っている。でも、明日の試合以降にそうなることを願うよ」と話している。

香川は先週行われた国王杯3回戦マジョルカ戦後、Rマドリードやバルセロナとの対戦を心待ちにしている発言をしていたが、それが実現する形となった。(高橋智行通信員)