新型コロナウイルスの影響により、マンチェスターU所属のフランス代表MFポール・ポグバ(27)の移籍金が今夏、半分近くまで落ちる可能性があると、スペイン紙ムンド・デポルティボ電子版が30日に報じた。

スイスのサッカー関連調査機関CIESが、30日に新型コロナウイルスの影響を受けて今夏で使用される移籍金を検証した。今季が再開されない場合のデータを用いて同紙は、欧州5大リーグ(スペイン、イングランド、ドイツ、イタリア、フランス)の移籍に費やす金額が、昨年夏の約3分の1に減少する可能性があると伝えた。

昨年は5大リーグで総額32億7000万ユーロ(約3920億円)の移籍金が動いたが、今夏は23億4000万ユーロ(約2800億円)へと減少。約28%減になると予想している。

同機関は各選手の移籍金も分析している。Rマドリードが獲得を目指しているポグバの移籍金について、6500万(約78億円)から3500万ユーロ(約42億円)と、半分近くまで落ちることになると伝えている。

減額の大きさは、選手の年齢、契約期間、プロとしてのキャリア、最近のパフォーマンスなど、さまざまな要素で異なってくる。(高橋智行通信員)