アトレチコ・マドリードが今夏、バイエルン・ミュンヘンに所属するフランス代表MFコランタン・トリッソ(25)を獲得候補の1人に挙げているとスペイン紙アス電子版が9日に報じている。

トリッソは2017年、リヨンから移籍金4100万ユーロ(約49億2000万円)でBミュンヘンに入団。即座にスタメンの座を確保すると、2018年夏にはフランス代表の一員としてW杯制覇を成し遂げた。しかし2018年9月に膝を負傷。その後のシーズン全てを棒に振ると、今季も調子を取り戻すことができず、公式戦わずか1259分しかプレーしていない。

そのため、クラブと選手はともに今夏、チームを離れるのがベストという考えに至っているとのこと。クラブは2017年に投資した移籍金を回収すること、トリッソは再び出場時間を増やし自信を取り戻すことを望んでいる。

2022年6月まで契約の残るトリッソには、Aマドリードの他、アーセナル、マンチェスター・ユナイテッド、ナポリ、ユベントスといった欧州のビッグクラブが興味を示している。

Aマドリードがトリッソを獲得するためにはまず資金を作らなければならない。そのため同じフランス代表のMFルマールが今夏の放出候補に挙がっている。(高橋智行通信員)