マンチェスター・シティーのアルゼンチン代表FWセルヒオ・アグエロ(31)が30日、スペインのサッカー番組「エル・チリンギート・デ・フゴネス」に出演し、代表のチームメートであり親友のFWリオネル・メッシ(32)のバルセロナでのプレー続行を明言した。

アグエロはメッシのバルセロナでのキャリアについて「レオ(メッシ)はバルセロナのシンボルでありレジェンドだが、サッカーでは常にさまざまなことが起こる。でもレオのために多くの選手が変わり、彼はずっとチームに残ってきた。僕は彼にバルセロナを去る機会があったことを知っているが、彼はチームにとどまったんだ」と明かした。

メッシがバルセロナに残る理由については「より多くの給料やお金を支払うという問題ではない。彼はバルセロナが好きなんだ。バルサを同一視しているし、あそこを快適に感じている。幸せなんだよ」と述べた。

バルセロナでは4月上旬にバルトメウ会長の経営方針に反発した幹部6人が辞任を申し出るなど不祥事が続いており、コロナ禍も相まってクラブは不安定な状態に陥っている。アグエロはこうした状況がメッシの将来に影響を与えるかについて「クラブに何千ものことが起ころうとも、彼はバルセロナでプレーを続けるだろう。そうはならないと思うけど、非常に壊滅的なこと、とても悪いことが起こらない限りはね」と語った。(高橋智行通信員)