フランス1部リヨンのジャン・ミシェル・アウラス会長は、打ち切りを決めたフランスリーグに対し、損害賠償請求する姿勢を示している。

4月30日、フランス紙レキップなどが報じたもの。同会長はリーグ打ち切り決定後の最終順位でリーグ7位となり、97年以来となる欧州リーグ出場権喪失となった。同会長は「起こってはならないことがたくさんある」と大きな不満を口にした上で「我々はそこでとどまるつもりはない」と法的措置を取ることを示唆した。

30日にはクラブ公式サイトで「フランス政府はリーグを決定的に禁止するような立場ではなかった。政府は8月の再開も示唆していた」などと声明を発表。新型コロナウイルスの影響で、コンテンツ不足のテレビ局やスポーツくじを含めたサッカー関連の経済関係者がリーグ再開を希望していたと指摘し「この打ち切り決定を受けて、リヨンは収入のチャンスを失った。損害は数千万ユーロにのぼるので、法的措置もありうる」としていた。