レアル・マドリードはマンチェスター・ユナイテッドのフランス代表MFポール・ポグバ(27)を今夏に獲得するため、所属4選手を譲渡するオファーを出す可能性があると英紙サン電子版が28日に報じている。

ポグバ獲得のためにRマドリードはハメス・ロドリゲス、ブラヒム、ルーカスバスケス、そして現在レアル・ソシエダードに期限付き移籍中で今夏の復帰がうわさされているウーデゴールの4選手を交渉に含むことを検討しているとのこと。

スペイン紙ムンド・デポルティボもこの件について報じている。

ポグバは以前よりRマドリードのジダン監督が切望する選手であり、昨年夏には獲得に向けて本格的に動いたが、高額な移籍金がネックとなり実現しなかった。ポグバはすでに何度もマンチェスター・ユナイテッド退団の意向を公言しており、Rマドリードの獲得のライバルとしてユベントスの名前も挙がっている。

しかしRマドリードは今夏、新型コロナウイルスの影響を受け、財政面が厳しい状況であるため、マンチェスター・ユナイテッドが求める1億ユーロ(約120億円)を支払う準備はなく、4選手を譲渡して契約を目指すとのことだ。

またポグバが移籍を望む場合、現在受け取っている手取り1700万ユーロ(約20億4000万円)という高額な年俸の値下げを受け入れなければならないとのこと。なぜならRマドリードで最も給料の高いベールの年俸が手取り1500万ユーロ(約18億円)であり、それ以上の金額を支払うつもりはないという。(高橋智行通信員)